現在,新学習指導要領に対応した「国語力」の向上のための学習指導や評価のあり方が問われています。そこで,本学における教科教育学の理論研究と附属釧路小中学校の実践的な研究との共同研究により,これからの国語科教育における教材開発のあり方や指導法に関する基礎的研究を行うプロジェクトを組みました。
12月9日(金)は,大月さゆり・齋慎之(附属釧路小学校),太田諭・吉光寺勝己(附属釧路中学校)の授業実践,佐野比呂己・本橋幸康(釧路校准教授)の教材開発・学習指導研究について,実践と理論の両面から浜本純逸先生(前早稲田大学教授・神戸大学名誉教授)に「国語力」の向上に関連して助言をお願いし,検討しました。
12月10日(土)は,浜本純逸先生に「国語力を育てる言語活動」と題してご講演いただき,本学の学生,院生,地域の小・中・高等学校教員等約100名が参加しました。講演では,「思考力・判断力・表現力」の下位項目を系統化すること,指導案の「目標」の書き方,メタ言語を教えているという自覚やメディアリテラシーなど,これからの国語科教育について考える観点が示されました。また「釧路プラン(2011)」に触れ,実践を伴ったカリキュラムを創造する過程で子どもと教員が育つという地域カリキュラム開発についてもお話をいただきました。児童や生徒の実態を踏まえた学習指導,教材開発を考える研究の姿勢など,参加者全員が問題意識を共有することができました。
12月9日(金)附属小学校での授業実践の様子。「表にまとめながら読む」「ことばマップにしながら読む」「マンガにしながら読む」「ノートに文章の組み立てをまとめながら読む」など,児童それぞれが目的に沿った方法を選んで,学習を深めていました。
12月10日(土)「国語力」向上HUEプロジェクトと釧路国語教育学会主催での講演会では,本学学生,小中高の教員等約100名参加しました。「国語力を育てる言語活動」というテーマのもと,浜本純逸先生(神戸大学名誉教授)が「思考力」の育成から指導案の目標の書き方等,実践的な授業作りのポイントを解説されました。
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